10月29日 その感動はそれぞれのもの
このところ感動が少なくなった。私が青年団活動をしていた時は数多くの感動があったような気がする。その感動は夢に向かって大いなる努力が伴い、時にはガックリと肩を落とすこともしばしばだった。だからこそ感情が高ぶったのだろう。感動が大きくて自分に自信がもてた。少しずつ大人になってゆくそのたびに私は行動と感情が封じ込めてきたのかもしれない。
結婚を期に更に変わったような気がする。社会の中ではそれが当たり前の事かもしれない。しかし私の心のどこかに童のようなものがどこかに残っている。そのことが出来るか出来ないかはわからないが、どこかに何かを求めているのかも知れない。
行政書士会社会貢献事業活動の中で漂流家族という劇を行った。このは話を聞いた時、私がフォーラムをやりたいと5年前から言っていた事に繋がった。総論賛成。各論反対の中から会長として実行に踏み切った。佐賀県行政書士会・総会前から行動に入り、最初に県の方から後援をいただき、総会に入る時に完成してないパンフレットを作成して、総会前のセレモニーで発表した。県・国会議員・県会議員・その他関係団体の人の前で内容を伝えた。その後、総会にはかり反対なしで、可決させた経緯があった。
しかし私にとっても未知の世界であり、問題が余りにも多い、リスクが大きいと感じていたのも事実である。でも会長として想うにいずれにしてもしっかりと責任をとるこの事だけを胸に刻んだ。この時の私の思いは全員参加でいかなるものにも立ち向かう思いや意識を一本に持っていきたかった。最初は疑心暗鬼でやめたい、人がそろわない、金はない、しかも佐賀の両端・鳥栖と唐津からの参加者が多いなか、中心の市内からは参加者が少ない会員は半数もいるのにとか。
役者も二転三転と変わる6ヶ月の猛練習となった。後半に入り参加者も金ではない、気持ちだ心だと感じ、口に出すようになっていた。当日は参加できる会員全員が裏方に回り、パネルディスカッション、無料相談会とすべてが、今までにない盛り上がりを見せた。劇に出た者も涙し、会にとっても個人においても人生の中でやれば出来るというもの、人としてやり遂げたことへの思い感動はその人にとって、永遠のものであり、もう二度と手にすることのない想いと感動であったと思う。ケーブルテレビの収録放送その録画を手にして永遠に思い描くことが出来る。
本当にすばらしい感動だった。深く携わったものほど感動は大きかったと想うが。 |